海南島 五指山海南島南部 三亜(サンヤ)の子供たち

海南省 CHINA

海南島は「南海の夜光玉」と呼ばれる 三亜(サンヤ)

海南島で3番目に大きな街、通什(トンザ) 民族博物館 リー族・ミャオ族の歴史や文化を紹介

通什(トンザ) 海南省民族織錦工芸研究所

自然保護区にある五指山へ。高さ約1800mの主峰は海南省では最も高い山である

蜜蝋による手書きの模様描き 竹を削ったとても簡単な道具で描き上げていく。

南聖苗村 苗族(ミャオ)の村での藍染め体験

藍葉を畑から採ってきて見せていただいた。少し日本の物より大きく琉球藍と同じような感じだ。

老三平村で黎族(リー)の織物を見学 黎族の織物には歴史があり、紀元前一世紀の頃には糸を紡ぎ、染め、布を織っていたと史書に記されている。

黎族の部族の違いで服装は少し異なるが筒裙(トウクン)と呼ばれる筒状スカートをはく。図柄には蛙、蟹、雀、蝗、鹿など、また、熊柳、南瓜なども幾何学柄で構成される。清代には「黎錦光輝艶若雲(リー族の錦織りは雲のごとくあでやか)」と詩にもうたわれている。間違いなく染め織りに精通しているわけだ。

黎族は海南島先住民の少数民族で大陸から移住した苗族とは異なっている。お互い近くに住んでいても、話す言葉も違い風習も違う。北京語、海南語も通じないのだ。私たちの現地ガイド2名以外に役所の人、研究所長、村長などが同行する。

田舎町楽東(ラクトウ)へ入る。観光客など来ることはない

江辺(コウヘン) 江辺苗族の村 苗族は中国南部・貴州省・湖南省・雲南省・四川省など広範囲に暮らしている。苗族の衣裳は色、柄とも非常に多彩で特に花嫁衣装などは立派な芸術品となっている。

織機は腰機なのだが、椅子に腰掛けて織れるよう枠組みがあり工夫されている。竹筬は自分で作るそうだが結構うまく出来ている。織組織の文様部分は浮き織りや縫い取りによるもので、赤ちゃんの背負い布を織っていた。

藍の葉は驚くほど大きな葉

苗族独特の伝統模様を蝋描きしていた。腰巻きに使用する布で柄はすべて頭の中に入っているので、素早く描いていく。

江辺苗族の村から500m程歩いて、黎族の村へ移動。ほんの近くではあるが、お互い言葉は異なり通じない。広場には木綿の綿が干してあり、現在もなお紡がれているのかと期待はふくらむが、これらは布団綿なのだ 黎族の村は貧しく、土壁、草葺きの家で暮らす。

顔や手に入れ墨をした老婆は民族衣装

黎族独特の紡ぎ車があったが、使われなくなって久しいのだろうか。埃まみれの紡ぎ車を修理して、私たちのために実演してくれる。両足を自転車のペダルのように漕ぎ、車を回しカーディングもしていない木綿を器用に紡いでいく。

三亜 鹿回頭公園